火祭りからセマナ・サンタとスペインの祭りを見て回り、チェコに行く前にこのくたくたの身体を休めたい…。
と、マドリッドに3日ほど沈没する事にした。世間はイースターで、外務省のたびレジからは「イースターに伴うテロの注意喚起」が回ってきた。
…限りなく関係のない生活を送っているが、マドリッドの観光中心部に泊まっているので、用も無いし一応人混みを避けて普段通りに家電屋に行ったり散歩したりだらだらした。
当然、マドリッドは平和だった。
平和じゃなくなったのは、次の日。
今回常宿にさせていただいた宿の女性用ドミで、いつものように起床する。明日はチェコに飛ぶから今日は荷造りと洗濯かぁ〜と、捨てていく予定のガウンを羽織った。
…ん?団子虫のようなのが付いてる。ティッシュで摘んで潰す。
血!血が!この量は結構吸われてる!
即ネットで、何の虫かを検索。画像の判断だが…おそらく…南京虫。。。
マジか⁉︎足元にガウンを置いていたので、足を入念に調べたが、まだ刺し傷が見つからない。
ヤバい。南京虫は初めて見たが、悪評だけは聞いている。
とりあえずガウンはゴミ箱に突っ込んだ。
身体に付いていると困るので、シャワーを浴びに行き、服も全て変えた。
洗う予定では無かったセーターやジーパンに至るまで、一度でも使った物は全て洗う事にした。コインランドリーで乾燥機まで使えば、まず服は大丈夫。
日本から友人が持って来てくれた「ワンプッシュで虫がいなくなる」最強スプレーを、自分のベッドを中心に過剰に散布。…間違った使い方なので、真似しないように。。幸い、皆チェックアウトし、ドミは貸し切り状態だったので好きなようにやる。
このドミ、決して不衛生ではない。ちゃんと毎日清掃が入るし、客が入れ替わると当然シーツも変わる。以前からトータル3週間ほど泊まっていて初めてなので、私を含め客の誰かが持ち込んでしまったのか…?
未だに痒みは無いから刺し口がわからない…とりあえず様子を見ることにした。
2〜3日後、足首に発疹が出来たので、これだと当たりをつけてみる。ブユに比べて痒みは少ないが、ネット情報によると刺され始めは痒みがないパターンもあるらしく…
ホテルでもドミでも大概まともで、客が変わる度にシーツを変えてくれる所が多い。が、どこからか持ち込まれてしまうのだろう。
虫には今回本当に悩まされた。この話はまだ続く…シリーズ化できるのでは?というくらい。