羊の世界放浪譚

女一人旅・ワーホリブログ❤︎現在色々工事中。

スペイン*2018*トラブル①アルコスで売人?に話しかけられた

小さいトラブルはだいぶ気にしなくなり、だいぶ外国を舐めてかかってきた今日この頃。

でも、結局自分の身を守るのは自分だけ。誰も守ってはくれない、日本でも海外でも。

 

 

久しぶりにガチでイラっとした。

今日、私はアンダルシアのアルコス・デ・ラ・フロンテーラ に着いたばかり。チェックインの為に予約していたホテルにバックパックを背負って歩いていると

背後から誰か着いてくる(19:00頃で、薄暗くなりかけ)。明らかに話しかけてくる。。逃げようもないので振り返ったらオッさんだった。パコって名乗られたので、本名はフランシスコとかかな??

 

P「where are you from? Coreana? China? Japonesa?」

S「soy japonesa. 私は日本人」

P「soy español.私はスペイン人」

?言われなくてもわかる。

 

P「☆¥+ iglesia 3<4¥5…」

わからない。iglesia =教会だけわかる。目の前にあるし。何が言いたいのか?

S「what do you want? What do you want to say?」

 

この方、スペイン語しかガチで話せない。私も語学が出来ないし、人の事言えないけど、意思疎通が全く出来ない。

わかった単語と身振りだけで作文すると、

P「あなたは日本人、私はスペイン人。こっちに一緒に来る。大丈夫、私はスペイン人だから」

 

何が大丈夫なのかすらわからない。プレイボールでも何でもない、しょぼい(失礼)オッちゃんである。

 

S「No. Quiero ir al hotel.だめ。私はホテルに行きたい」

P「hotel, iglesia,¥%<5○ conmigo ホテル、教会、私と一緒に」 

S「No. I have a reservation 」

 

逃げるのにだいぶかかった。最終的には「Encantadoはじめまして 」と何故か言われ、「Encantada 」と返して終わった。

この時思ってたのは(ホテルかレストランの客引きか?)である。ホテルに逃げてチェックインした。このスタッフさんも英語はほぼ話せず、私に通じないとみるとスマホの翻訳で「この街は初めてですか?」と聞いてくれた。お互い話せなくても通じれば文句はない、有り難い。

 

 

↓↓↓

夕飯を食べに出ての帰り(22:00頃)。…さっきのオッちゃんがいる。狭い一本道もうどうせバレるので、挨拶はした。イライラしたのは誤解があったかな?とも思ったから。

そこからがやはり長かった。面倒なので省くけど、翻訳サイトを使っても通じず、「何が言いたいのかわからないからマイクに話して」と言っても見せても伝わらず…。途中、通りかかった人から、「彼知り合い?大丈夫?」的に聞かれ、「No友達じゃない」と言い、オッちゃんが彼と話し始めたのを気にadiós ~と言い逃げたがついてきた。。

 

 

我が身を守る為に、どういう対応をするか。どこまで乗っかるかは、男女でも違うし、相手が逆上するかも違うし、正解は無いと思う。

 

教会の前でやっぱり「こっちに来て、見せたいものがある。ホテルあるよ。ご飯食べた?」的に言われた。しきりに「今は10時」と言われたが、何が言いたいのかわからない。

 

私のホテルとレストラン間は徒歩5分、教会のから3〜5mでホテルである。だから夜に外出したんだけど…。

 

「とにかく、私はホテルに行くから」とほぼ手振りで伝え、何故か着いて来るのを無視して鍵をあけた。…スタッフがいない。。このホテルは夜になるとスタッフが帰り、入り口も自分で開けるタイプ。最悪電話したら対応してくれるが、そこまでじゃないし。。

 

 

私は、人と話すのは基本好き。なので、話しかけられたらある程度は返すが限度がある。平和主義で穏健派だと思っているが、イエスマンでは決してない。嫌なら嫌と言うし、喧嘩も辞さない。が、基本穏やかに行きたい。

 

 

ホテルの入り口での話し合いが始まった。「こっちに来て」と言われたが、行くわけない。「ここじゃないと話は聞かない」と、ホテル内のドアの内側に立つ。

オッちゃんはいつしかヒソヒソ声になっている。そう、ここは住居もあるし、大声出せば人は来る。車通りも若干ある。

が、人が来た方が助かる私は苛立ちもあって、声は大きくなりがち、ひそめる気もない。

もはや私は苛立ちを隠してすらない。困惑と怒りを見せるようにしてるし、眉もひそめてる。

「じゃあ見せるから」的に言われ、オッちゃんはリュックをゴソゴソしだした。

 

…ナイフか銃なら最悪。。が、ホテルがバレているし、観光するなら小さい街だからまた会いそうだし…。一歩さがり、いざと言う時に戸を閉める準備をする…閉めろよって話だが。

 

3分ほどゴソゴソして、見せてくれたのは錠剤だった。「5, 5days」と英語で言われ、「....No No No. No quiero. Adiós. Quiero dormir. 要らない。寝たいからさよなら」と片言で伝え、オッちゃんも納得したのか手を振って平和的に?別れた。

 

売人か。じゃなければ何故錠剤を見せて来るのかわからないし。ぶっちゃけ手に取って成分さえ書いてあれば何かわかるけど、巻き込まれたくないし、指紋もつけたくない。

 

昔、モロッコで「マリファナ、マリファナ〜」と声かけられた時は無視したが、今回は中々意図が掴めなかった。

 

これで、もし私の勘違いなら、彼が何をしたかったのかマジでわからない。あと冷静になれば、彼は字が読めなかったのかな?とも思う。一度もスマホを出さず、私も翻訳したのを見せるだけで読み上げはしなかったから。

 

1時間以上ブログに苛立ちを吐き出し、ようやく落ちついてきた。恐怖より、何が言いたいのかわからず付き合い続けた苛立ちが大きい。

 

ここの人達は、外国人に対しても平気でスペイン語で話して来る。もちろん、嫌な思いをする方が少数派で、前にダンスを見に行った時は前の席のおばあちゃんから「Te gusta?好き?」と聞かれ、「Si, me gusta:)」と答えた。こういうのは楽しいから、全て無視しろとは思わない。

 

 

繰り返すが外国では近寄る人は無視しろ、危ない…とは思わない。私はまだ危ない目にあってないから、言う資格もない。それに、ネットやガイドブックにたまにある過剰な自己防衛意識もどうかと思う。安全は手に入るけど、それでは現地での交流ゼロ。建物だけ見に外国に来るわけじゃないだろうに。

 

何かあってからでは遅いから、もっとガードを固くするべきか。。人を見る眼には時間がかかるから、とりあえず安全確保(人通りなどの環境的な)は徹底するか…。

 

1番の問題は、錠剤を出されて「…なんだ。売人か」と慣れてきている私にあるのか。。

 

 

 

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